ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「プーレ」の意味・わかりやすい解説
プーレ
Poulet, Georges
[没]1991.12.31. ブリュッセル
ベルギー生れのフランスの批評家。リエージュ大学で法律と文学を学ぶ。エディンバラ大学講師を経て,アメリカのジョンズ・ホプキンズ大学 (1952~57) ,次いでチューリヒ大学 (1957以後) のフランス文学教授。時間と空間の文学に占める位置とその意義を,哲学的視点から追究。いわゆる「新批評」の源流に位置する。主著『人間的時間の研究』 Études sur le temps humain (1950~68) ,『円の変容』 Métamorphoses du cercle (1961) ,『プルースト的空間』L'Espace proustien (1963) ,『批評の現状』 Les Chemins actuels de la critique (1967) ,『批評精神』 La Conscience critique (1971) ,『私と私の対話』 Entre moi et moi (1977) 。
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