ノルマル

デジタル大辞泉 「ノルマル」の意味・読み・例文・類語

ノルマル(〈ドイツ〉Normal)

分子構造が直鎖をなす化合物。記号nを用い、n-ペンタンのように表す。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ノルマル」の意味・読み・例文・類語

ノルマル

  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙 ( [フランス語] normal ) =ノーマル
    1. [初出の実例]「私の奇妙な経験が何処迄正常(ノルマル)な健康を保有して居る幸福な人達共通で」(出典:笑(1922)〈寺田寅彦〉)

ノルマル

  1. 〘 名詞 〙 ( [ドイツ語] Normal )
  2. 化学で、鎖式炭素化合物で構造式に枝のない直鎖状のものを示す。記号 n- 〔写真鏡図説(1867‐68)〕
  3. ノルマール

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

化学辞典 第2版 「ノルマル」の解説

ノルマル
ノルマル
normal

】直鎖状化合物を枝分れ状異性体と区別するためにつける接頭語.記号n-.IUPACの命名法では,直鎖状のものにはn-をつける必要はないが,慣用名にはn-をつけることが多い.例:n-ヘキサン.【】工業的に大量の気体(空気を含む)の量を表す場合,0 ℃,1 atm(標準状態)での体積への換算を意味する.単位としてノルマル立方メートル(記号 N m3)がしばしば用いられる.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android