現代外国人名録2016 「ジャン・マリルペン」の解説
ジャン・マリ ルペン
Jean-Marie Le Pen
- 職業・肩書
- 政治家 フランス国民戦線(FN)名誉党首
- 国籍
- フランス
- 生年月日
- 1928年6月20日
- 出生地
- ラ・トリニテ・シュールメール
- 学歴
- パリ大学法学部卒
- 経歴
- 1945〜51年パリ法学部学生組合議長。’54年在インドネシア仏軍パラシュート部隊将校を経て、’56年国民議会(下院)議員。’58年再選されたが、’62年の総選挙で落選。’72年極右の国民戦線(FN)を結成し党首。’74年大統領選に初めて立候補。’83年3月〜’89年パリ市議。’84年6月欧州議会議員。同議会右翼グループの総裁。’86〜88年5月下院議員。’88年6月、’95年4月大統領選へ出馬。’97年ホロコーストは歴史の細部にすぎないと発言し、人種差別禁止法に違反するとして有罪判決を受ける。’98年10月反ユダヤ的な発言を巡り欧州議会はドイツ捜査当局の要請により、逮捕などを免れる特権の停止を圧倒的多数で可決。また、同年4月、’97年の総選挙において娘の対立候補に暴力をふるったとしてベルサイユ裁判所より有罪判決を受け、’98年11月ベルサイユ控訴院より公民権停止1年などの有罪判決を受ける。のち上告するが、’99年11月破棄院(最高裁)が上告を棄却、刑が確定。2000年4月暴行行為が原因で欧州議会議員の資格を喪失したが、2001年1月同議員に復帰。2002年5月極右勢力としては1958年の第五共和政発足後初めて大統領選決選投票に進出するが、現職のシラク大統領に敗れる。2007年の大統領選にも出馬。2011年1月国民戦線(FN)党首を退き、三女のマリーヌ・ルペンが新党首に当選。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報