20世紀西洋人名事典 の解説
ジュゼッペ・アントニオ ボルジェーゼ
Giuseppe Antonio Borgese
1882.11.12 - 1952.12.4
米国の小説家,劇作家,批評家。
元・シカゴ大学教授,元・ミラノ大学教授。
イタリア出身。
1910〜17年ローマ大学教授、’17〜31年ミラノ大学教授を務める。この間、「マンティーノ」誌編集長を務めるなど、文芸評論家として名声を博す。’21年に発表した長編小説「ベル」は各国語に翻訳されるなど現代イタリア小説の傑作として知られる。’31年アメリカに亡命、’38年に帰化し、コロンビア大学、シカゴ大学教授を歴任。晩年にはイタリアに帰国し、ミラノ大学教授を務め、フィレンツェで死去。作品はほかに長編「生者と死者」(’23年)、短編集「見知らぬ都」(’25年)、戯曲「大公」(’24年)など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報