20世紀西洋人名事典 「ジュライエーシュ」の解説
ジュラ イエーシュ
Illyés Gyula
1902.11.2 - 1983.4.15
ハンガリーの詩人。
1919年の共産革命に参加し、後、パリに亡命中に詩を発表し始めた。’26年に帰国し、文芸誌「西洋」グループに属し、自由詩を書き、「民衆派」の文芸運動にも加わった。シュルレアリストとして出発したが、次第に農民リアリズム、表現主義的、古典主義的、異教的な牧歌調の様式等の融合がみられる。自叙伝的長編「プスタの民」(’36年)、「ペテーフィ」(’36年)は労作である。他に戯曲「ドージャ・ジェルジュ」(’54年)がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報