現代外国人名録2016 「ジョナスメカス」の解説
ジョナス メカス
Jonas Mekas
- 職業・肩書
- 詩人,映像作家,映画評論家 アンソロジー・フィルム・アーカイブス(実験映画博物館)館長
- 国籍
- 米国
- 生年月日
- 1922年12月24日
- 出生地
- ソ連リトアニア共和国セメニスキア(リトアニア)
- 学歴
- マインツ大学(哲学)
- 受賞
- ベネチア国際映画祭ドキュメンタリー部門最優秀賞〔1964年〕「営倉・ブリッグ」
- 経歴
- プロテスタントの農家に生まれる。第二次大戦中ナチスの追手を逃れて国外に脱出、戦後難民キャンプ暮らしを経て1949年米国に移住。’55年雑誌「フィルム・カルチュア」を創刊、個人映像作家の活動を擁護する批評を展開。また、自ら映像作品を撮る一方、アングラ・シネマを配給する組合の運動に参加した。その後は、配給のほかプリントの保存や資料の収集にまで手を広げたアンソロジー・フィルム・アーカイブスの中心として活躍。’88年ニューヨークに実験映画博物館開設。’96年パリの画廊で16ミリ映画フィルムを縦長写真に引き伸ばした作品68点を展示した“個展”を開催。米国のアンダーグラウンド映画の代表的作家。リトアニアでは詩人として有名で、4巻本の詩集が出ている。映画作品に「樹々の大砲」(’61年)、「営倉・ブリッグ」(’64年)、「ウォルデン」(’69年)、「リトアニアへの旅の追憶」(’72年)、「ロスト、ロスト、ロスト」(’75年)、「時を数えて砂漠に立つ」(’85年)、「ライフ・オブ・ウォーホル」(’90年)など。著書に「メカスの映画日記」「メカスの友人日記」「メカスの難民日記1994-54」「ジョナス・メカス ノート、対話、映画」、詩集「セメニシュケイの牧歌」「森の中で」などがある。’91年メカス日本日記の会主催の「メカス1991年夏」参加のため来日。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報