土佐(高知県)の漁師の子として生まれ、14歳だった1841年、仲間の漁師と一緒に出漁中に遭難し、伊豆諸島の鳥島に漂着した。ホイットフィールド船長が全員を救助しハワイへ。43年、特にかわいがった万次郎を米マサチューセッツ州の自宅に連れ帰った。英語や数学、航海を学び、捕鯨船にも乗った。帰国を決意し、琉球(沖縄)に51年到着。その後、江戸幕府などの要請で操船や英語を教え活躍した。生涯は井伏鱒二の小説にもなった。(ニューヨーク共同)
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…幕末の土佐の漁師,のち英語学者。ジョン万次郎ともいう。幡多郡中浜(なかのはま)浦(現,高知県土佐清水市)の漁師の子に生まれる。…
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