20世紀西洋人名事典 の解説
ジョージ・ゲイロード シンプソン
George Gaylord Simpson
1902.6.16 - 1984.10.6
米国の古生物学者,進化学者。
元・コロンビア大学教授,元・ハーバード大学教授,元・アリゾナ大学教授。
イリノイ州シカゴ生まれ。
語学に堪能で初め文学を志していたが、コロラド大学在学中に古生物学に関心を持ち、卒業後、エール大学に学んだ。その後ヨーロッパへ留学し、帰国後’59年まで米国自然史博物館に勤務する。’45年からはコロンビア大学の教授も兼務する。’59年からはハーバード大学の教授となった。’30年代には化石を求めて米国はもとよりアジアにまで調査に出かけ、哺乳類の分類を行っていたが、’40年代から’50年代にかけては遺伝学を取り入れて哺乳類の進化や系統の問題を考えるようになった。’67年からはアリゾナ大学の教授を務める。主な著作に「進化の意義」(’49年)、「動物分類の原理」(’61年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報