20世紀西洋人名事典 「ジョージ・E.ガイタン」の解説
ジョージ・E. ガイタン
Jorge Eliécer Gaitán
1898.(1903.説あり) - 1948.4.9
コロンビアの政治家。
元・ボゴタ市長,元・文相。
ボゴタで法学を修めローマ大学で刑法を学ぶ。1929年自由党の国会議員となり、’34年左翼革命国民連合を結成。その後、首都ボゴタ市長(’36年)、文相(’40年)を歴任。伝統的な保守党と進歩的な自由党が対立していたコロンビアにおいて、’45年の大統領戦に立候補したが、保守党に敗れ、以後国内に反保守派運動が高まる。’48年志半ばで、汎アメリカ会議開催中のボゴタの街頭で凶弾に倒れた。これを契機にBogotazoと呼ばれる大暴動に発展し、これに続く数年間は「ビオレンシアの時代」と呼ばれ、30万の人命が失われた。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報