デジタル大辞泉 「ジルブラス物語」の意味・読み・例文・類語 ジルブラスものがたり【ジル・ブラス物語】 《原題、〈フランス〉Gil Blas de Santillane》ルサージュの小説。全4巻で、1715年から1735年にかけて刊行された。スペインを舞台に、一人の青年がさまざまな事件や仕事を経験しながら成長し、おだやかな晩年を迎えるまでの一生を、一人称による回想形式で描く。写実主義小説の先駆的作品。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ジルブラス物語」の意味・わかりやすい解説 ジル・ブラス物語ジル・ブラスものがたりHistoire de Gil Blas de Santillane フランスの作家ル・サージュの小説。4巻。 1715~35年刊。スペインの悪者小説の伝統に立つ作品で,従僕となったジル・ブラスが全国を渡り歩き,さまざまな変転を経て幸福を手に入れるまでを描く。舞台をスペインにかりて,18世紀フランスの社会風俗をいきいきと描写,風刺した傑作。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by