20世紀西洋人名事典 「ジルベールセブロン」の解説
ジルベール セブロン
Gilbert Cesbron
1913 - 1979
フランスの小説家,評論家。
パリ生まれ。
理想主義的カトリックで、現代に生きる人間の苦悩を凝視し、また、非行少年、労働司祭など社会問題をテーマとし、迫力のある文体で描いた。小説作品にはサント・ブーヴ賞を受賞した「われらの牢獄は王国」(1948年),「聖者は地獄に行く」(’52年)、評論「バラバを放せ」(’47年)のほかに、その人間的理想を描き好評を得た戯曲「真夜中です、シュバイツァー博士」(’52年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報