20世紀西洋人名事典 「ジーノロッシ」の解説
ジーノ ロッシ
Gino Rossi
1884 - 1947
イタリアの画家。
ヴェネツィア生まれ。
1905〜07年頃パリに出、ファン・ゴッホやゴーガンの影響を受けてフォーヴィスム的な風景画を制作した。’19年2度目のパリ滞在からセザンヌやキュビスムの影響を受けて構成的な作風に向い、静物画に特に優れた作品を遺した。生涯を通して神経症に悩まされながら各地を放浪し、晩年は悲惨な生活を送った。主な作品に「ヴァイオリンと瓶」(’22年)がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報