スターティバント(その他表記)Sturtevant, Alfred Henry

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「スターティバント」の意味・わかりやすい解説

スターティバント
Sturtevant, Alfred Henry

[生]1891.11.21. イリノイジャクソンビル
[没]1970.4.5. カリフォルニア,パサディナ
アメリカの遺伝学者。コロンビア大学大学院生として,T.モーガンのもとでキイロショウジョウバエ遺伝を研究しているときに,遺伝子同士の間で交差の起きる率を直線上に描き,遺伝子地図を作成する方法を開発した (1913) 。 1914年に学位を取得し,カーネギー研究所研究員として交差抑制現象などを研究 (15~28) 。 28年より終生,カリフォルニア工科大学で,遺伝学と生物学の教授をつとめた。彼は核実験に伴う「死の灰」の危険性について最初に警告を発した学者の一人でもある。

スターティバント
Sturtevant, Edgar Howard

[生]1875.3.7. イリノイ
[没]1952.7.1. コネティカット
アメリカの言語学者。印欧語比較文法の研究者。ヒッタイト語地位を,印欧共通祖語と並ぶものとし,インド=ヒッタイト語族を主張したが,この説は否定する学者が多い。『ヒッタイト語比較文法』A Comparative Grammar of the Hittite Language (1933) などの著書がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android