ストーンウエア(その他表記)stoneware

翻訳|stoneware

デジタル大辞泉 「ストーンウエア」の意味・読み・例文・類語

ストーンウエア(stoneware)

炻器せっき陶器に比べて、素地に吸水性がない焼き物

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ストーンウエア」の意味・わかりやすい解説

ストーンウェア
stoneware

陶芸用語で 炻器 (せっき) のこと。ドイツ語ではシュタインツォイク Steinzeug。石のように硬い陶器という意味。焼成温度は 1200~1400℃。磁器のような透光性はなく素地は有色だが,液体が浸透しないように緻密に焼締っている。 14世紀頃初めてドイツのライン地方で焼かれ,16~17世紀頃これに塩釉をかけたものが盛んに製作された。またイギリスでも 1671年に J.ドワイトがその焼成に成功し,その後非常な流行をみた。有名なウェッジウッド製品のクリーム陶器はこのストーンウェアを改良したもの。日本では常滑,万古,信楽伊部,萩,高取益子などの焼物が 炻器に属する。中国,宣興窯の朱泥や紫泥,建窯天目なども代表的 炻器。明治末年の新造語。

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