スノビズム(読み)すのびずむ(英語表記)snobbism

翻訳|snobbism

デジタル大辞泉 「スノビズム」の意味・読み・例文・類語

スノビズム(snobbism)

紳士教養人を気どったきざな俗物態度。また、流行を追う俗物根性

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「スノビズム」の意味・読み・例文・類語

スノビズム

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] snobbism ) 上品ぶって、教養があるようなふりをする生活態度
    1. [初出の実例]「奇行が同時代人の拍手を得るためには、必ず一点スノビズムの要素をその中に保持していなければならぬが」(出典:フィクションについて(1948)〈佐々木基一〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「スノビズム」の意味・わかりやすい解説

スノビズム
すのびずむ
snobbism

俗物根性。見栄(みえ)っ張り、拝金主義、上品ぶりなど、肩書物欲に支配され、それをもつ人に卑屈になり、もたぬ人を軽蔑(けいべつ)する態度。育ちや学歴をひけらかすこともいう。19世紀イギリスで新興成金の中産階級が増え、紳士気どりの市民がのさばったため、その風潮と俗物を嘲笑(ちょうしょう)してサッカレーが『スノッブ読本』(1848)を書いたことから広く用いられるようになった。

[船戸英夫]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android