セルジペ州(読み)セルジペ(その他表記)Sergipe

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「セルジペ州」の意味・わかりやすい解説

セルジペ〔州〕
セルジペ
Sergipe

ブラジル北東部の州。州都アラカジュサンフランシスコ川最下流部南岸を占める最小の州で,東は大西洋に面する。幅狭い海岸低地とブラジル高原の東縁部をなす台地・高原地帯からなる。サバナ気候で,年平均気温 26℃。海岸低地では年降水量 1200mmに上るが,内陸部は高温少雨で,カーティンガと呼ばれる落葉性の低木林に覆われた乾燥地帯が広がり,しばしば干魃に見舞われる。主産業は農業で,おもに海岸低地と高原斜面でワタ,イネ,サトウキビココヤシ,豆類,タバコ,キャッサバ,トウモロコシなどが栽培され,内陸の高原地帯では肉牛を中心とした牧畜が盛ん。工業は古くからの製糖綿織物をはじめとする農畜産物加工が中心。北東部から沿岸の大陸棚にかけて油田地帯が広がり,採油が盛んなほか,州内には岩塩,カリウム塩,陶土,カオリンなどの鉱床がある。レシフェサルバドルを結ぶ幹線道路,鉄道が州東部を縦断。面積 2万1910km2。人口 200万738(2006推計)。

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