セン・や・やだけ・やがら

普及版 字通 の解説


15画

[字音] セン
[字訓] や・やだけ・やがら

[説文解字]
[金文]

[字形] 形声
声符は(前)(ぜん)。〔説文〕五上に「矢なり」とあり、矢竹をいう。また矢の通名に用いる。字はまた晉(晋)と通用する。晉はもとに作り、鏃(やじり)を鋳こむ鋳の形である。

[訓義]
1. や、やだけ、しのだけ、やがら。
2. すごろくのさい。
3. 晋と通じ、すすむ。

[古辞書の訓]
和名抄 夜(や) 〔名義抄 ヤ/征 ソヤ/赤・鬼 オトオドシ・カミノヤガラ

[語系]
tzianと晉tzienとは声が近い。はやがらを主とし、晉は鏃の鋳型の形で、鏃を主とする字。〔釈名、釈兵〕に「なり」とする。(進)tzienも同系の語である。

[熟語]
竿
[下接語]
・架・快・弓・急・挟・響・暁・棘・勁・書・篠・石・折・叢・帯・大・断・竹・長・鉄・伝・弩・刀・毒・抜・飛・卜・鳴・流・漏

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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