そこひ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「そこひ」の意味・わかりやすい解説

そこひ

目の瞳(ひとみ)の内方に障害のある眼疾患の古い俗称。現在は用いられなくなった。瞳の色によって白そこひ、青そこひ黒そこひの3種類がある。白そこひは水晶体が白濁する白内障に、青そこひは眼圧上昇によって視神経が障害される緑内障に該当する。これに対して黒そこひは瞳が正常で黒く、外観に異常がない眼内疾患(網膜脈絡膜、視神経、硝子(しょうし)体の疾患)の総称であり、重篤疾患が多く、網膜剥離(はくり)、網膜硝子体出血、視神経炎、眼内腫瘍(しゅよう)が代表的である。

 なお、青そこひという呼称はギリシア時代からの伝統によるもので、実際には瞳が青や緑にはならない。

[岩田和雄]

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