ソビエツク

百科事典マイペディア 「ソビエツク」の意味・わかりやすい解説

ソビエツク

ロシア連邦の飛び地,カリーニングラード州の都市。ドイツ名ティルジットTilsit。ネマン(ネムナス)川河口の港湾都市製紙,船舶修理,家具などの工場がある。1288年創建のドイツ騎士修道会の城を中心発展,長くドイツ領であったが,第2次大戦後ソ連領。18世紀の市庁舎がある。4万3000人(2006)。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ソビエツク」の意味・わかりやすい解説

ソビエツク
Sovetsk

ロシア西端部,カリーニングラード州の都市。州都カリーニングラードの東北東約 100km,リトアニアとの国境をなすネマン川にのぞむ河港都市。 1288年ドイツ騎士団により建設された。 1945年までのドイツ領時代にはティルジット Tilsitと呼ばれ,ティルジット条約 (1807) が結ばれた地として知られる。パルプ・製紙,家具,靴下食肉加工などの工業がある。鉄道分岐点で,ラトビアの首都リガとカリーニングラードを結ぶハイウェーが通る。人口4万 2300 (1991推計) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android