ダイハツ工業(読み)ダイハツこうぎょう

共同通信ニュース用語解説 「ダイハツ工業」の解説

ダイハツ工業

タント」などの軽自動車小型車を手がける自動車メーカー。トヨタ自動車完全子会社で、本社大阪府池田市。マツダなどへのOEM(相手先ブランドによる生産)も手がける。2023年度の軽自動車の国内新車販売台数は44万3694台で、18年ぶりに首位から転落し2位だった。エンジンの国産化を目指し、1907年に「発動機製造」として創立。大阪の「大」と社名の「発」を組み合わせた当時の愛称が「ダイハツ」で、51年に現在の社名に変更した。

更新日:

出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ダイハツ工業」の意味・わかりやすい解説

ダイハツ工業
ダイハツこうぎょう

自動車メーカー。商用・乗用の軽自動車小型自動車主力とする。1907年内燃機関の製造会社,発動機製造として設立。1930年三輪自動車「HA型」を発売。1951年現社名に変更。1957年軽三輪自動車「ミゼット」,1964年大衆乗用車「ベルリーナ800」を発売。1966年ディーゼル機関部門を分離してダイハツディーゼルを設立。1967年トヨタ自動車工業,トヨタ自動車販売と業務提携。1968年ダイハツ自動車販売を分離(1981吸収合併)。1970年旭工業を合併。1980年軽自動車「ミラ」発売。1998年トヨタ自動車が出資比率を引き上げたことに伴って連結子会社となり,2016年完全子会社。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

百科事典マイペディア 「ダイハツ工業」の意味・わかりやすい解説

ダイハツ工業[株]【ダイハツこうぎょう】

1907年設立,元大阪発動機,現在はトヨタ系グループ企業。製品の主力は軽自動車・リッタークラスの小型自動車。またトヨタ自動車の商用車,一部乗用車を受託生産している。電気自動車の開発で先行している点が注目される。1998年トヨタ自動車が株式の51.2%を買収し,完全子会社化された。本社大阪府池田市。2011年資本金284億円,2011年3月期売上高1兆5594億円。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

日本の企業がわかる事典2014-2015 「ダイハツ工業」の解説

ダイハツ工業

正式社名「ダイハツ工業株式会社」。英文社名「DAIHATSU MOTOR CO., LTD.」。輸送用機器製造業。明治40年(1907)「発動機製造株式会社」設立。昭和26年(1951)現在の社名に変更。本社は大阪府池田市ダイハツ町。トヨタ自動車子会社の自動車会社。軽自動車に特化しシェアトップクラス。中国はじめアジアに積極展開。東京証券取引所第1部上場。証券コード7262。

出典 講談社日本の企業がわかる事典2014-2015について 情報

とっさの日本語便利帳 「ダイハツ工業」の解説

ダイハツ工業

大阪+「発動機製造」(旧社名)

出典 (株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」とっさの日本語便利帳について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android