藪肉桂(読み)ヤブニッケイ

デジタル大辞泉 「藪肉桂」の意味・読み・例文・類語

やぶ‐にっけい〔‐ニクケイ〕【×藪肉×桂】

クスノキ科の常緑高木。中部地方以南の海岸近くに自生。葉は長楕円形でつやがあり、肉桂に似た香りがある。初夏、葉の付け根から柄を出し、薄黄色小花散形につけ、黒い実を結ぶ。材は器具・薪炭用。くすたぶ。

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精選版 日本国語大辞典 「藪肉桂」の意味・読み・例文・類語

やぶ‐にっけい‥ニクケイ【藪肉桂】

  1. 〘 名詞 〙 クスノキ科の常緑高木。本州中部以南、四国、九州の海岸近くに生える。高さ約一〇メートル。樹皮にはニッケイに似た香気がある。葉は互生または対生。葉身は長さ約八センチメートルの長楕円形で裏は淡白緑色。初夏、葉腋から柄をだし、淡黄色の小花を数個つける。果実球形紫黒色に熟す。材は器具・薪炭用。漢名に天竺桂をあてる。こがのき。くすたぶ。めかつら。松浦肉桂。〔物類称呼(1775)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「藪肉桂」の解説

藪肉桂 (ヤブニッケイ)

学名Cinnamomum japonicum
植物。クスノキ科の常緑高木,園芸植物,薬用植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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