ダンセニー(読み)だんせにー(その他表記)18th Baron Dunsany, Edward John Moreton Drax Plunkett

デジタル大辞泉 「ダンセニー」の意味・読み・例文・類語

ダンセニー(Lord Dunsany)

ダンセイニ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ダンセニー」の意味・読み・例文・類語

ダンセニー

  1. ( Lord Dunsany ロード━ ) アイルランド作家。アイルランド文芸復興運動をにない、詩・劇作小説活躍。神話的世界を象徴的作風で描く。代表作戯曲「光の門」「山の神々」など。(一八七八‐一九五七

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ダンセニー」の意味・わかりやすい解説

ダンセニー
だんせにー
18th Baron Dunsany, Edward John Moreton Drax Plunkett
(1878―1957)

アイルランドの劇作家。第18代男爵。本名プランケット。イギリス士官学校を出てブーア戦争などに従軍、帰国後ダブリンのアベイ劇場で処女作『きらめく門』(1909)を上演して劇作家としての名声を得た。作品の数は多いが、幻想と皮肉を交えた一幕物に特徴があり、演劇写実から想像の世界に引き戻して、第二次世界大戦後の詩劇復興へ橋渡しをした点に彼の功績があった。ほかに『山の神々』(1911)、『もしも』(1921)など。短編小説や詩も多数ある。

[中野里皓史]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android