ティルバナンタプラム(読み)てぃるばなんたぷらむ(その他表記)Thiruvananthapuram

デジタル大辞泉 「ティルバナンタプラム」の意味・読み・例文・類語

ティルバナンタプラム(Thiruvananthapuram)

トリバンドラム

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ティルバナンタプラム」の意味・わかりやすい解説

ティルバナンタプラム
てぃるばなんたぷらむ
Thiruvananthapuram

インド南西部、ケララ州州都。1991年にトリバンドラムTrivandrumから改称コモリン岬北西80キロメートル、アラビア海に臨む。人口74万4739(2001)、78万8271(2011センサス)、周辺部を含む人口88万9191(2001)。18世紀のトラバンコール藩王国の首都で、高台にある街の中心に王宮、トラバンコール大学、ネイピア博物館など教育・文化施設の多い落ち着いた趣(おもむき)のある都市である。年平均気温27℃、年降水量1800ミリメートルの熱帯モンスーン気候下にあり、14キロメートル離れたコバラム・ビーチを代表とするマラバル海岸が美しい。北西部は工業地帯で、金属、ゴム、チタン工業がある。商店街はチャライ・バザール、パラヤムが中心である。国道47号が通り、サウザン鉄道の終点でもある。18世紀初頭に建造されたヒンドゥー教パドマナーバスワーミ寺院がある。

[成瀬敏郎]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ティルバナンタプラム」の意味・わかりやすい解説

ティルバナンタプラム
Thiruvananthapuram

インド南西部に位置するケララ州の州都。旧称トリバンドラム。インド半島最南端コモリン岬の北西約 80kmに位置し,1.6km西方のマラバル海岸とは運河で結ばれる。1745年トラバンコール王国の首都となり,インド南部のヒンドゥー教マラヤーラム語(→ドラビダ語族)文化の中心地として栄えた。多くの寺院,城,宮殿があり,ケララ大学をはじめ,教育,研究機関が集まる。ケララ州南部の商工業の中心地で,ココナッツ加工,ゴム,織物薬品などの工業がある。漁業も盛ん。人口 74万4983(2001)。

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世界大百科事典(旧版)内のティルバナンタプラムの言及

【トリバンドラム】より

…人口52万4000(1991),大都市域人口82万6000(1991)。州公用語のマラヤーラム語名はティルバナンタプラムTiruvanantapuramで,〈聖なる蛇の町〉の意。アラビア海から約3km離れた丘陵上にあり,18世紀末以来トラバンコール・コーチン藩王国の首都であった。…

※「ティルバナンタプラム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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