20世紀西洋人名事典 「テオドールブラメルド」の解説
テオドール ブラメルド
Theodore Brameld
1904 -
米国の教育哲学者。
元・ボストン大学教授。
ウィスコンシン州生まれ。
シカゴ大学で博士号取得後、ミネソタ大学、ニューヨーク大学、ボストン大学で教授を歴任、哲学、教育哲学を講じ、その後ハワイ大学東西センターに所属。1931年学位論文「レーニン主義に関する哲学的考察」を提出、’35年「カール・マルクスと米国教師」を発表し階級闘争と教育の論題に一石を投じ、後にデューイの民主主義観と社会主義を再評価、「進歩主義運動」内部で活躍。’47年「進歩主義運動」の新綱領の起草者となるが、自らの立場を「改造主義」と規定し体系化、教育的ユートピアニズムの典型として注目される。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報