デジタル大辞泉 「ウィスコンシン州」の意味・読み・例文・類語 ウィスコンシン(Wisconsin) 米国中北部の州。州都マディソン。酪農が盛んで、ミシガン湖岸では工業も行われる。→アメリカ合衆国[補説] 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ウィスコンシン州」の意味・わかりやすい解説 ウィスコンシン〔州〕ウィスコンシンWisconsin アメリカ合衆国,中北部の州。州都はマジソン。北はスペリオル湖とミシガン半島,東はミシガン湖,南はイリノイ州,西はアイオワ,ミネソタ両州に接する。大部分は氷河時代に大陸氷河におおわれた地域で,ゆるやかに起伏する地形から成り,無数の湖が散在する。州域の 45%を森林が占める。気候は長く寒い冬と短い夏から成る。北部の1月平均気温は-12℃で,南東部では-6℃,7月は全域で 20℃前後。年降水量は 760mmで,夏に多く,冬に 1m前後の積雪をみることもある。カナダからのフランス人移民によって植民され,1763年イギリス領となったが,1848年合衆国第 30番目の州となった。特に酪農,牧畜が盛んで,耕地の多くは飼料作物の栽培にあてられた。現在もマジソン周辺の丘陵地は代表的な酪農地域で,牛乳,バター,チーズを産する。 20世紀に入ってから工業が急速に発展し,州の産業の主要な地位を占めるにいたった。酪農製品のほかにビール醸造,製紙,パルプ工業,輸送機械工業が行われる。主要工業都市はミルウォーキーであるが,ラシーン,ジェーンズビルをはじめミシガン湖沿岸低地の諸都市でも工業の発展がみられ,ことにケノーシャは自動車の生産地で知られる。鉱産資源は,農業,森林業ほどではないが,スペリオル湖周辺の鉄が重要である。多くの景勝地があり,観光は州経済の3分の1を支えている。面積 16万9634km2。人口 568万6986(2010)。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by