デジタル大辞泉 「デイノニクス」の意味・読み・例文・類語 デイノニクス(〈ラテン〉Deinonychus) 竜盤目獣脚亜目の恐竜の一。中生代白亜紀前期、北アメリカに生息。全長3~4メートル、体重60キロ前後。二足歩行で、四肢に大きく鋭い鉤爪かぎづめをもち、羽毛に覆われていたとされる。肉食性。高速で走ることができ、群れで狩りを行ったと考えられている。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「デイノニクス」の意味・わかりやすい解説 デイノニクスDeinonychus 爬虫類竜盤目獣脚亜目ドロマエオサウルス科の肉食恐竜。白亜紀前期,北アメリカに生息した。属名は「恐ろしい爪」の意味。モンタナ州で数体が発見された。体長3~4mで,ドロマエオサウルスやベロキラプトルのような類縁属よりは大型。頭骨は軽く,肉食の歯は大きく後方に曲っていた。足の第2指には大きな鎌のような鋭い爪があり,これで他の恐竜を攻撃した。攻撃時は一本足で立ち,長い棒のように固く支持された尾でバランスを保ったらしい。走るときには大きな爪を後方にそらし,他の指を地面につけていたと思われる。体長 7m以上の鳥脚類テノントサウルスとともに5体の化石が発見され,この群れが大きな草食恐竜を襲うさまを想像する学者もいる。デイノニクスの骨格の特徴から活発な捕食者としての生活が想像されるが,これが恐竜温血説を強く示唆するとの意見もある。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
デジタル大辞泉プラス 「デイノニクス」の解説 ディノニクス 白亜紀前期に生息した竜盤類獣脚類の肉食恐竜。全長約4メートル。鋭い鉤爪を持ち、集団で狩りをしたと考えられている。 出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報 Sponserd by