トゥブカル山(読み)トゥブカルサン(その他表記)Jabal Ṭubqāl

デジタル大辞泉 「トゥブカル山」の意味・読み・例文・類語

トゥブカル‐さん【トゥブカル山】

Toubkalモロッコ中部、オートアトラス山脈南西部の山。同国最高峰で、標高4165メートル。同山を中心としてトゥブカル国立公園に指定されている。主な登山拠点はアスニツブカル山

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改訂新版 世界大百科事典 「トゥブカル山」の意味・わかりやすい解説

トゥブカル[山]
Jabal Ṭubqāl

モロッコを東西に走る3列のアトラス山脈のうち中央を走る高アトラス山脈中の最高峰で,標高4165m。北アフリカの最高峰でもある。山容急峻で,3700m以上には圏谷カール)が見られる。1941年以来国立公園に指定されており,冬季にはスキーができる。マラケシュが登山口である。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「トゥブカル山」の意味・わかりやすい解説

トゥブカル山
とぅぶかるさん
Djebel Toubkal

アフリカ北西部、モロッコのオート・アトラス山脈西部にある山。標高4165メートル。同山脈の最高峰であり、北アフリカの最高地点でもある。激しく褶曲(しゅうきょく)した中生代堆積(たいせき)岩類および先カンブリア時代の変成岩類からなり、山頂部はつねに雪に覆われている。

[田村俊和]

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世界大百科事典(旧版)内のトゥブカル山の言及

【アトラス[山脈]】より

…アフリカ北西端,モロッコからアルジェリア,チュニジアにまたがる大山脈の総称。長さは約2400kmで,最高峰はモロッコにあるトゥブカル山(4165m)。地質的には,その大部分はアルプスやヒマラヤの隆起と同時期にあたる第三紀初期の造山運動による褶曲(しゆうきよく)山脈である。…

※「トゥブカル山」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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