ルーマニア中南部、ドゥンボビツァ県の県都。1989年のチャウシェスク社会主義政権崩壊後、ルーマニア語は1945年以前の表記法に戻り、それに従いトゥルゴビシュテも社会主義時代に使用されたTîrgovişteから、Târgovişteに戻った。首都ブクレシュティ(ブカレスト)の北西約75キロメートルにあり、南カルパティア山脈から流れるヤロミツァ川がルーマニア平原に出る所に位置する。人口8万9429(2002)。油田地帯にあり、石油採掘機械工業が発達している。鉄道交通の要地である。14世紀末からトランシルバニアとの交易都市として発展し、のちにワラキア公国(ルーマニア語名ツァーラ・ロムネアスカ)の首都(1383~1698)となり、経済、政治、文化の中心地であった。15世紀のキンディエ塔や16世紀のドムネアスカ教会が残る。
[佐々田誠之助]
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...