改訂新版 世界大百科事典 「トゥルヌフォール」の意味・わかりやすい解説
トゥルヌフォール
Joseph Pitton de Tournefort
生没年:1656-1708
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…その後,13世紀のアルベルトゥス・マグヌスの《植物論De vegetabilibus》を除けばめぼしい業績はなかったが,16世紀に至ってディオスコリデスの追加訂正の形でブルンフェルスO.Brunfels,フックスL.Fuchs,クルシウスC.de Clusiusらの植物の図解が次々と世に出たほか,16世紀末にはA.チェザルピーノの《植物学De plantis libri》がまとめられた。コルドゥスV.CordusやボーアンG.Bauhinらが薬物学としての植物学を大成させていくのと並行して,17世紀末から18世紀初頭にかけて,レイJ.RayやトゥルヌフォールJ.P.de Tournefortが種や属の概念を確立し,18世紀のリンネによる近代植物学への基礎固めが始められることになる。 日本の本草学は中国から輸入された。…
…植物ではジェラードJohn Gerard(1545‐1612)《本草誌》やパーキンソンJohn Parkinson(1567‐1650)《地上の楽園》が刊行されている。 しかしブロンPierre Belon(1517‐64)やJ.P.deトゥルヌフォール,そしてC.vonリンネに至る探検旅行家兼博物学者の出現に加え,J.スワンメルダムやR.フックのような顕微鏡学者が登場して,単に外形だけでなく生物の構造や生態までも加味した精密画が制作されるようになった。とくにリンネ以降の博物学は本格的な分類学の成立をみ,種の同定を行うためには彩色した精密図版がぜひとも必要になった。…
…その後,13世紀のアルベルトゥス・マグヌスの《植物論De vegetabilibus》を除けばめぼしい業績はなかったが,16世紀に至ってディオスコリデスの追加訂正の形でブルンフェルスO.Brunfels,フックスL.Fuchs,クルシウスC.de Clusiusらの植物の図解が次々と世に出たほか,16世紀末にはA.チェザルピーノの《植物学De plantis libri》がまとめられた。コルドゥスV.CordusやボーアンG.Bauhinらが薬物学としての植物学を大成させていくのと並行して,17世紀末から18世紀初頭にかけて,レイJ.RayやトゥルヌフォールJ.P.de Tournefortが種や属の概念を確立し,18世紀のリンネによる近代植物学への基礎固めが始められることになる。 日本の本草学は中国から輸入された。…
※「トゥルヌフォール」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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