とけい座(読み)とけいざ

改訂新版 世界大百科事典 「とけい座」の意味・わかりやすい解説

とけい(時計)座 (とけいざ)
Horologium

略号Hor。冬空の南の地平線近くに見える小星座で,エリダヌス座の南にある。18世紀フランスの天文学者N.L.ラカイユが新設した南天星座で,C.ホイヘンスが発明した振子時計にちなんでこの名まえが採用されたが,輝星はない。概略位置は赤経3h20m,赤緯-52°。午後8時の南中は1月上旬である。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「とけい座」の意味・わかりやすい解説

とけい座
とけいざ
Horologium

時計座。1752年ニコラ・ルイ・ド・ラカイユによってつくられた南天の星座。概略位置は赤経 3時20分,赤緯-52°。1月上旬の宵に南中する。α星は 3.8等。R星は周期 403日の長周期変光星球状星団 NGC1261,渦状銀河 NGC1488を含む。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「とけい座」の意味・わかりやすい解説

とけい座
とけいざ / 時計座

冬の宵の南の地平線上、エリダヌス座の南隣に接する星座。東京付近では北半分を、沖縄付近まで南下するとほぼ全景を見ることができる。18世紀のフランスの天文学者N・L・ラカイユが、もともと星座のなかった部分を割いて考案し、1763年に発表したものである。4等星以下の暗い星ばかりのため、ラカイユの南天星図のなかに描かれている振り子時計の姿を想像するのはむずかしい。

[藤井 旭]

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百科事典マイペディア 「とけい座」の意味・わかりやすい解説

とけい(時計)座【とけいざ】

1月上旬,南の地平線近くに一部見える小星座。

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