20世紀西洋人名事典 「ドナルドジャド」の解説
ドナルド ジャド
Donald Judd
1928.6.3 - 1994.2.12
米国の彫刻家,評論家。
ミズーリ州エクセルシアー・スプリングス生まれ。
アメリカの代表的なミニマル・アート作家で、コロンビア大学で哲学、美術史を学び、画家として出発したが三次元の造形に転向する。その後、「特殊な物体」と称するそれ自体の存在以外の何ものをも意味しない作品を製作する。作風は抽象的で、幾何学的形態を単純化、最小限度の基本的構造に還元し、作品はサイズの大きなものが多い。また、1950年代後半から’60年代半ばには評論家としても活動した。代表作は「無題」(’67年)など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報