ドイツ中部,ザクセン・アンハルト州のザーレ川沿岸の都市。人口約6万(1977)。食料品,繊維,玩具の生産が行われる。1000年ごろ辺境伯エッケハルトの植民により開かれ,28年に都市法の成立をみた。11世紀にツァイツZeitzからの司教座の移置で急速に発展。大聖堂(ザンクト・ペーター・ウント・パウル)は,13世紀に司教エンゲルハルトとディートリヒの在位中に進められ,ロマネスクからゴシックへの過渡期の様式を示す。堂内には,13世紀前半のドイツ彫刻の傑作にあげられる西内陣の仕切り壁浮彫(受難伝)と寄進者像がある。生き生きとした立体表現を備えた,これらの作品群を手がけた〈ナウムブルクの作家Naumburger Meister〉と呼ばれる彫刻家の足跡は,その作風により,マインツや北フランスにまでさかのぼることができる。ほかにウェンツェル教会,モーリツ修道院教会,市庁舎等がある。
執筆者:勝 國興
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