ナウムブルク大聖堂(読み)ナウムブルクだいせいどう(英語表記)Naumburger Dom

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ナウムブルク大聖堂」の意味・わかりやすい解説

ナウムブルク大聖堂
ナウムブルクだいせいどう
Naumburger Dom

ドイツ中東部,ナウムブルクアンデアザーレにある,聖ペテロと聖パウロに捧げられた大聖堂。11~14世紀に造営され,後期ロマネスク風からゴシック様式による増改築が行なわれた。交差ボールト穹窿)と尖塔をもち,祭壇東西に二つ備えた三廊式(→側廊)のバシリカである。内部もゴシック風に構成され,西内陣柵にはキリスト伝の浮彫,西祭壇には「ナウムブルクの作家」と呼ばれる無名の彫刻家による『エッケハルトウタの像』Ekkehard und Uta(1250頃)など 12体の人像彫刻が飾られている。2018年世界遺産の文化遺産に登録。

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