ヌグリスンビラン州(読み)ヌグリスンビラン(その他表記)Negeri Sembilan

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヌグリスンビラン州」の意味・わかりやすい解説

ヌグリスンビラン〔州〕
ヌグリスンビラン
Negeri Sembilan

マレーシア,マレー半島南西部,マラッカ海峡にのぞむ州。州都スレンバン。中央部から北西方に山脈が走り,小河川が流出してマラッカ海峡に注ぐ。スズ,ゴムが主産物で,イネ果樹が広く栽培される。マレー人大半は 16世紀にスマトラ島から移住してきたミナンカバウ族で,いくつかの小国家を形成していたが,1874年以降イギリスの保護領となり,1957年マラヤ連邦の独立によって,その州となった。現在も母系制社会と特色ある文化を保っている。人口の半数近くがマレー人だが,中国人も 40%近い。面積 6643km2。人口 72万 3800 (1990推計) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android