出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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ヌビア砂漠
ヌビアさばく
Nubian Desert
アラビア語では As-Sahrā an-Nūbīya。スーダン北東部,ナイル川大湾曲部東方,砂岩の大高原。ナイル川で,西のリビア砂漠と分れている。東の紅海にかけては,次第に降水量の多い高原台地となっている。雨量は,年間 100mm以下で,ナイル川に流れ込むまでに消滅するワディ (涸れ川) が多い。ワディハルファとアブハマド間は鉄道が縦断している。
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ヌビア砂漠【ヌビアさばく】
スーダン共和国北東部,ナイル川と紅海岸の山地の間に広がる砂漠。東西約700km,南北約300km。大部分は平たんな岩石砂漠で,ほとんど無住である。北西端のワーディー・ハルファから中央南部のアブー・ハメドまで鉄道が縦断する。
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世界大百科事典(旧版)内のヌビア砂漠の言及
【スーダン】より
…国土の中央やや東寄りを,ウガンダのビクトリア湖に発し南部国境付近山岳地帯から流れる諸河川を集めた白ナイル川が北上し,エチオピア高原に発した青ナイル川と首都ハルツームで,アトバラ‘Aṭbara川とはアトバラで,それぞれ合流し1本のナイル川となってエジプトへ抜ける。 ヌビア砂漠Ṣaḥrā’ al‐Nūbaとよばれる北部の砂漠地帯は,年間降雨量100mm以下で,岩はだの荒野が広がる。ナイル川の涸れ谷(ワジ,ワーディー)が刻まれ,東部は丘陵となって紅海沿岸山脈に至る。…
※「ヌビア砂漠」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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