ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ネブリウム」の意味・わかりやすい解説 ネブリウムNebulium 発光星雲のスペクトル中にある波長 3726Å,3729Å,4959Å,および 5007Åの輝線に対する一つの解釈として,イギリスの天文学者ウィリアム・ハギンズが 1868年にその存在を示唆した仮想的な元素。今日では,これらの線は地上では得られない非常に希薄な気体中の高度に電離した酸素や窒素による禁制線であることがわかっており,この仮想元素の存在は否定された。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by