ノエルケンプメルカード国立公園(読み)ノエルケンプメルカードコクリツコウエン

デジタル大辞泉 の解説

ノエルケンプメルカード‐こくりつこうえん〔‐コクリツコウヱン〕【ノエルケンプメルカード国立公園】

Parque nacional Noel Kempff Mercado》ボリビア北東部にある国立公園サンタクルスの北東約450キロメートル、ブラジルとの国境付近に位置する。1979年に設立湿地森林セラードなどの多様な自然環境がみられ、落差約80メートルのアルコイリスの滝が知られる。ジャガーピューマ、アメリカバクなどが生息し、鳥類の多様性も高い。2000年に世界遺産自然遺産)に登録された。名称は、同地域の保護活動を進めたボリビアの生物学者ノエル=ケンプ=メルカードにちなむ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界遺産詳解 の解説

ノエルケンプメルカードこくりつこうえん【ノエル-ケンプ-メルカード国立公園】

2000年に登録された世界遺産(自然遺産)で、ボリビア北東部に位置する国立公園。先カンブリア期にさかのぼった生物進化歴史を確認できるきわめて貴重なもので、海抜200mから750m近い標高差のため、セラード、サバンナ、湿地から常緑樹林帯まで、豊富な動植物の生息が見られる。植物が2700種、鳥類が620種確認されている。◇英名はNoel Kempff Mercado National Park

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

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