日本大百科全書(ニッポニカ) 「ハサ」の意味・わかりやすい解説 ハサはさHasa サウジアラビア東部の地方名。東はペルシア湾(アラビア湾)に面し、北はクウェート、南はルブ・アル・ハーリー砂漠、西はダハナー砂漠に接する。岩石砂漠、砂丘、塩沼からなる酷暑の地域であるが、冬季は過ごしやすく、ときおり豪雨にみまわれる。農業はフフーフ、カティーフなどのオアシスで営まれ、ナツメヤシ、果物、穀類が栽培される。この地域は国内の石油産出高の90%を占める産油地帯で、ダンマム、ダハラーン、ラス・タヌラなどがその中心地である。[片倉もとこ] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例