ハサ(読み)はさ(その他表記)Hasa

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ハサ」の意味・わかりやすい解説

ハサ
はさ
Hasa

サウジアラビア東部の地方名。東はペルシア湾アラビア湾)に面し、北はクウェート、南はルブ・アル・ハーリー砂漠、西はダハナー砂漠に接する。岩石砂漠砂丘、塩沼からなる酷暑の地域であるが、冬季は過ごしやすく、ときおり豪雨にみまわれる。農業はフフーフカティーフなどのオアシスで営まれ、ナツメヤシ、果物、穀類が栽培される。この地域は国内の石油産出高の90%を占める産油地帯で、ダンマムダハラーン、ラス・タヌラなどがその中心地である。

[片倉もとこ]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

関連語 項目

普及版 字通 「ハサ」の読み・字形・画数・意味

【爬】はさ

かく。

字通「爬」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android