日本大百科全書(ニッポニカ) 「ダハラーン」の意味・わかりやすい解説 ダハラーンだはらーんDhahrān サウジアラビア北東部、アラビア湾(ペルシア湾)に面する都市。ダーランとも、ザフラーンZahrānともいう。バーレーンとの国境の近く、バーレーン島の対岸に位置する。人口9万8900(2003推計)。1938年、北方約15キロメートルにあるダンマムで油田が発見されてから急速に発展した。50年にアブカイク、ラス・タヌラからバーレーン、レバノンに通じるパイプラインが建設され、51年には首都リヤドと鉄道で結ばれた。80年に国有化された、サウジアラビアの石油生産の大半を担うアラムコ(現サウジアラムコ)の本社がある。また郊外には国際空港もある。[片倉もとこ] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例