サウジアラビア東部,ペルシア湾岸の都市。人口1万6000(1974)。沿岸の唯一の国際空港が早くから置かれ,同国の東の玄関口である。アラビア語で正しくはザフラーンal-Ẓahrānとよぶ。空軍基地が隣設されており,第2次大戦中エチオピア発進のイタリア空軍の爆撃を受けた。現在はアメリカ空軍がサウジアラビア空軍を訓練する基地に使用し,とくに空中警戒管制機(AWACS)の飛行など,アラビア湾岸地域の安全保障を確保しようとするアメリカの軍事戦略の重要拠点となっている。1964年に石油鉱物大学が創設され,科学技術教育を行っている。近隣の港都ダンマームal-Dammām(東部州都),商都フバルal-Khubarとともに,ダハラーン地区と総称されることもある。東部油田地帯に働く人々のほとんどがこの地区に住む。ダンマームは1951年以来,リヤードと鉄道で結ばれている。ダンマーム港は海上へ12kmのびる桟橋をもち,積荷は船から貨車に直接おろされる。
執筆者:浅井 信雄
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