ハネカー(その他表記)Huneker, James Gibbons

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ハネカー」の意味・わかりやすい解説

ハネカー
Huneker, James Gibbons

[生]1860.1.31. フィラデルフィア
[没]1921.2.9. ニューヨーク
アメリカ批評家。フィラデルフィア,パリ,ニューヨークでピアノを学び,1881~88年『ミュージカル・クーリエ』誌に音楽批評を執筆し,86~98年には国立音楽学校でピアノを教えた。のちニューヨークの新聞,雑誌に音楽,美術文学などの評論を載せ,ヨーロッパ芸術の新しい動きを伝えた。主著ショパン-人と音楽』 Chopin: the Man and His Music (1900) ,『偶像破壊者たち』 Iconoclasts: a Book of Dramatists (05) ,『フランツ・リスト』 Franz Liszt: a Study (11) 。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ハネカー」の意味・わかりやすい解説

ハネカー
はねかー
James Gibbons Huneker
(1857―1921)

アメリカの批評家。フィラデルフィアに生まれ、パリでピアノを習った。帰国後国立音楽学校で10年余り助手を務めてからジャーナリズムに入り、音楽、美術、文学などの広範な分野において審美主義的批評で健筆を振るった。ヨーロッパの印象主義絵画、自然主義文学などをアメリカに紹介移入した功績は大きい。代表作『ショパン』(1900)ほか多くの評論集がある。

[武藤脩二]

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