ハーウィッツ(その他表記)Hurwicz, Leonid

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ハーウィッツ」の意味・わかりやすい解説

ハーウィッツ
Hurwicz, Leonid

[生]1917.8.21. ロシア,モスクワ
[没]2008.6.24. アメリカ合衆国,ミネソタ,ミネアポリス
ロシア生まれのアメリカ合衆国の経済学者。 1919年家族とともに祖国ポーランドに帰国。 1938年ワルシャワ大学で法学修士号を取得後,ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスでニコラス・カルドアの教えを受け,ジュネーブ高等研究所に進むが,1939年の第2次世界大戦勃発により学業中断,1年後にアメリカに移った。マサチューセッツ工科大学 MITのポール・A.サミュエルソン,シカゴ大学のオスカー・ランゲのもとで研究助手を務めたのち,ハーバード大学などで教鞭をとった。 1951年ミネソタ大学教授に就任,1988年同大学名誉教授。 1960年にゲームの理論の一つであるメカニズムデザイン (制度設計) 理論を提唱,1972年には資源配分の最適化に誘引両立性の概念を導入した。メカニズムデザイン理論の構築・発展への貢献により,2007年,エリック・S.マスキン,ロジャー・B.マイヤーソンとともにノーベル経済学賞を受賞した。主著にケネス・J.アロー宇沢弘文共著の『線形および非線形計画法』 Studies in Linear and Non-linear Programming (1958) ,アローと共著の『資源配分過程の研究』 Studies in Resource Allocation Processes (1977) などがある。

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