デジタル大辞泉
「バイオチップ」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
Sponserd by 
知恵蔵
「バイオチップ」の解説
バイオチップ
DNA、たんぱく質、糖鎖などのバイオ分子や、これらを有する細胞などを基板上に多数固定したもの。それぞれDNAチップ、たんぱく質チップ(プロテインチップ)、糖鎖チップ、細胞チップと呼ばれる。チップ上のバイオ分子と特異的に相互作用する標的分子や化合物などを、大量かつ同時並行的に分析できる。DNAチップが代表的。DNAチップは、遺伝子チップ、ジーンチップ(商品名)、DNAマイクロアレイとも呼ばれる。基板上の微小区域に数万種類のDNA断片を乗せ、何千何万種類の遺伝子の発現状況を一度に調べることができる。細胞からmRNAを抽出し、これよりcDNA(相補DNA=mRNAと相補的に結合するDNA一本鎖)を酵素反応により作製すると、細胞内で発現している遺伝子に対応した多数のcDNAが得られる。これらのcDNAを蛍光色素などで標識して、DNAチップ上の数万種類のDNA断片と結合させる。この結合パターンを調べれば、細胞内で発現している遺伝子がわかる。
出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報
Sponserd by 
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
Sponserd by 
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
Sponserd by 