バイオミネラリゼーション(biomineralization)
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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バイオミネラリゼーション
biomineralization
生物が鉱物を形成する作用。生体鉱物化作用,バイオクリスタリゼーションとも。植物から動物まで幅広くみられ,多様な生体鉱物が形成される。この作用は細胞の内外で起こり,蛋白質代謝などで生じた特殊な有機物の関与のもとに起こる。歯・骨・貝殻では特殊化した機能をもつ細胞群(象牙芽細胞・骨細胞・外套膜上皮細胞)によって基質となる有機物質が形成され,また細胞はイオン,イオン,イオン等を分泌し,細胞内外で生体鉱物が成長する。鉱物の成長は核となる有機物の成長,結晶の成長・融合,そして成長の規制によって進行する。骨や歯などの硬組織の形成のように,生物によって制御された鉱物形成作用をBCM(biologically controlled mineralization)といい,生物の排泄物や,生物が環境と物質をやりとりするなかで誘導されて生成するような場合をBIM(biologically induced mineralization)といい,この二つのタイプにも分けられる。地球表層部での地球環境形成とバランスの維持,地球化学的サイクル,資源鉱物の形成など,無機・地球圏と有機・生物圏の相互作用という点でも重要視されるようになっている。参考文献:K.Simkiss et al.(1989) Biomineralization, Academic Press
執筆者:小林 巌雄・赤井 純治
参照項目:生体鉱物
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
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