バビロニア語(読み)バビロニアご

関連語 楔形 文字 名詞

百科事典マイペディア 「バビロニア語」の意味・わかりやすい解説

バビロニア語【バビロニアご】

アッカド語の南方方言で死語。南メソポタミアに前20世紀から前1世紀の間の楔形(くさびがた)文字による記録があるが,前6世紀以後は次第にアラム語に代わられた。資料内容アッシリア語より文化的なものが多く,ハンムラピ法典の言語。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バビロニア語」の意味・わかりやすい解説

バビロニア語
バビロニアご
Babylonian language

古代メソポタミア南部のバビロニアの言語。セム語族に属し,アッシリア語と並ぶ,アッカド語の二大方言の一つ。前 2000年頃から行われ,前9世紀頃には近東共通語として用いられたが,前7~6世紀になると次第にアラム語に取って代られた。

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改訂新版 世界大百科事典 「バビロニア語」の意味・わかりやすい解説

バビロニア語 (バビロニアご)
Babylonian

アッカド語の一方言で,南メソポタミアを中心に用いられた。
アッカド語

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世界大百科事典(旧版)内のバビロニア語の言及

【メソポタミア】より

…この地域に人類最古の文明が繁栄した。
[地域と風土]
 メソポタミアは,本来的にはバグダード以北の両河流域地方(ほぼアッシリアに対応)を指し,以南を示すバビロニアと対立的に用いられたようである。アラブは狭義のメソポタミアをジャジーラal‐Jazīraと呼んだ。…

※「バビロニア語」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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