バリウム中毒(読み)バリウムちゅうどく(その他表記)barium poisoning

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バリウム中毒」の意味・わかりやすい解説

バリウム中毒
バリウムちゅうどく
barium poisoning

造影剤硫酸バリウムは不溶性で,吸収されないから危険はないが,水溶性のバリウム塩は体内に吸収され,中毒を起すことがある。初期症状は嘔吐下痢めまい徐脈 (40~50) などで,次いで上肢頸部筋肉が麻痺し,心電図期外収縮,二段脈,心房細動などが現れる。早期胃洗浄硫酸ナトリウム投与酸素吸入を行う。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

顔や四肢に特有の紅斑がみられる疾患で,伝染性紅斑の俗称。パルボウイルスの感染によって年長幼児,低学年児童に好発し,乳児や成人には少ない。1〜2週間の潜伏期ののち突然発疹が出る。発疹は両ほおに対称的に生...

リンゴ病の用語解説を読む