バーゼル動物園(読み)バーゼルドウブツエン(その他表記)Zoologischer Garten Basel

デジタル大辞泉 「バーゼル動物園」の意味・読み・例文・類語

バーゼル‐どうぶつえん〔‐ドウブツヱン〕【バーゼル動物園】

Zoo Baselスイス北西部の都市バーゼルにある動物園。1874年開園。同国最古の動物園で、飼育数も最も多い。インドサイコビトカバオカピなどの絶滅危惧種繁殖に取り組んでいる。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「バーゼル動物園」の意味・わかりやすい解説

バーゼル動物園
ばーぜるどうぶつえん
Zoologischer Garten Basel

スイスのバーゼルにあり、スイスでもっとも歴史のある動物園。開園は1874年で、当時は4.5ヘクタールであったが、その後拡張し現在では13ヘクタールほどの面積を有する。スイスのみならず、ヨーロッパでも歴史のある動物園の一つで、ゴリラなど類人猿の繁殖ばかりでなく、インドサイの繁殖でも世界的に有名である。これらの動物のほか、絶滅に瀕(ひん)している動物の飼育と繁殖にも努力が払われている。また、使用する餌(えさ)の人工飼料化にも努め、草食獣用固形飼料をはじめトキ用の飼料などについては、わが国の動物園も多くの点で学んでいる。

[齋藤 勝]

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