パパゴス(その他表記)Papagos, Alexandros

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「パパゴス」の意味・わかりやすい解説

パパゴス
Papagos, Alexandros

[生]1883.10.9. アテネ
[没]1955.10.4. アテネ
ギリシア軍人政治家ベルギーで軍人としての教育を受けたのちバルカン戦争 (1912~13) ,対トルコ戦争 (19~22) に参加。 1927年に少佐,35年には戦争相,メタクサス独裁期の 36年には陸軍参謀長をつとめた。 40年 10月のイタリアの進撃に対しては,最高司令官としてイタリア軍をアルバニアに追いやることに成功するが,41年4月のドイツ軍の侵攻時には人質となり,43~45年強制収容所で過した。第2次世界大戦後の内戦では反共最高司令官として戦い,49年夏には陸軍元帥に昇進。 51年5月に軍を辞職し,8月にフランスのドゴールのフランス国民連合をモデルにした政党「ギリシア集会」を結成。アメリカの圧力下で行われた 52年 11月の選挙で圧勝。 52~55年首相。彼の政権は戦争後の再建プロセスを遅らせたといわれる。

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山川 世界史小辞典 改訂新版 「パパゴス」の解説

パパゴス
Aleksandros Papagos

1883~1955

ギリシアの軍事指導者,政治家。反ヴェニゼロス王党派として知られた。バルカン戦争以降にギリシアがかかわったすべての戦争に参加した。1940年の対イタリア戦では総司令官としてギリシア軍勝利に導いた。ギリシア内戦では共産党勢力の一掃に活躍した。内戦後,右派の政党ギリシア連合を結成し,52~55年に首相を務めた。

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367日誕生日大事典 「パパゴス」の解説

パパゴス

生年月日:1883年12月9日
ギリシアの軍人,政治家
1955年没

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