パラナグア(その他表記)Paranaguá

デジタル大辞泉 「パラナグア」の意味・読み・例文・類語

パラナグア(Paranaguá)

ブラジル南部、パラナ州都市大西洋に面する港湾都市で、コーヒーをはじめとする農産物輸出港となっている。同州で最も古く、17世紀半ばに開かれた。イエズス会神学校(現在は考古学博物館)をはじめ、植民地時代の古い建物が多く残る。

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改訂新版 世界大百科事典 「パラナグア」の意味・わかりやすい解説

パラナグア
Paranaguá

ブラジル南部のパラナ州の港湾都市。人口14万7934(2005)。内陸高原都市の州都クリティバ外港海岸山脈を横切る自動車道路(94km)や鉄道で結ばれる。ブラジル・パラグアイ国際道路の玄関口に当たる州内最大の貿易港。商業活動が盛んで,米,バナナ,コーヒー等の農産物の輸出港として知られ,近年は工業団地建設の計画が進んでいる。1560年に建設された。1740年創建のイエズス会修道院がある。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「パラナグア」の意味・わかりやすい解説

パラナグア
Paranaguá

ブラジル南部,パラナ州南東部の都市。州都クリティバの東約 70kmにあり,大西洋から深く湾入するパラナグア湾にのぞむ。 1585年ポルトガル人が建設。 19世紀後半,内陸部でコーヒー栽培が盛んになるとともに,その積出港として発展。現在,同国有数のコーヒー積出港であるほか,クリティバの外港として同州の主要港ともなっており,皮革,紙,マテ茶 (パラグアイ茶) ,木材,バナナ,砂糖なども積出す。工業も盛んで,製材,木材加工,コーヒー焙煎,マテ茶加工などの工場がある。市内には 17世紀の噴水,18世紀の要塞などが残っている。クリティバから鉄道,道路が通じる。人口 10万 7583 (1991推計) 。

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