パルチザンスク(その他表記)Partizansk

デジタル大辞泉 「パルチザンスク」の意味・読み・例文・類語

パルチザンスク(Partizansk/Партизанск)

ロシア連邦東部、沿海地方都市シベリア鉄道支線が通る。19世紀末より採炭地として知られる。1972年までの旧称スチャーン

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改訂新版 世界大百科事典 「パルチザンスク」の意味・わかりやすい解説

パルチザンスク
Partizansk

ロシア連邦南東部,沿海州南部の炭鉱町。スーチャン川の渓谷にあり,ナホトカの北方約70km。人口4万9800(1993)。1972年までスーチャンSuchan石炭採掘を主産業とし,木材,機械,食品工業がある。鉱山専門学校もある。十月革命後の国内戦のとき,1919年5月に日本を含む外国干渉軍および白衛軍との戦いにはウラジオストクの労働者,鉄道員とともにスーチャン炭鉱の鉱夫が大挙してパルチザン部隊に参加した。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「パルチザンスク」の意味・わかりやすい解説

パルチザンスク
ぱるちざんすく
Партизанск/Partizansk

ロシア東部、沿海地方の鉱業都市。1972年までスチャーンСучан/Suchanと称した。ナホトカ港の北東にあり、人口4万5800(2003推計)。各種の石炭が採掘され、その富鉱化工場や鉱業用機械の修理工場があり、縫製、皮革細工、食料品コンビナート、ビール醸造、精肉コンビナートなどの工業がある。付近の石灰岩洞穴などには考古学的遺跡が多い。

[三上正利]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「パルチザンスク」の意味・わかりやすい解説

パルチザンスク
Partizansk

1972年までスチャン Suchan。ロシア南東部,プリモルスキー地方の都市。採炭中心地で,火力発電所がある。ほかに木材加工,食品,機械などの工業が立地する。ウラジオストクの東約 100kmにあり,鉄道連絡。人口5万 (1991推計) 。

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世界大百科事典(旧版)内のパルチザンスクの言及

【ゲリラ】より

…この半島戦争はナポレオンのヨーロッパ征服を初めて中断させ,ひいてはナポレオン退位(1814)につながる予想外の政治的収穫をあげたことから,スペイン語で土匪(どひ)式の小戦闘を意味する〈ゲリリャguerilla〉という言葉が広く普及し,そうした待伏せ攻撃などの遊撃戦闘行為を行う者のこともゲリラと呼ぶようになった。フランス語で党派に属する者や仲間を指す〈パルチザンpartisan〉もゲリラと同義語として使われることがある。正規軍の戦闘とは異なり,ゲリラには定まった戦線はなく正規軍の戦闘に補助的役割を果たすが,そのことによって勝利の条件をつくりだすことができる。…

【ゲリラ】より

…この半島戦争はナポレオンのヨーロッパ征服を初めて中断させ,ひいてはナポレオン退位(1814)につながる予想外の政治的収穫をあげたことから,スペイン語で土匪(どひ)式の小戦闘を意味する〈ゲリリャguerilla〉という言葉が広く普及し,そうした待伏せ攻撃などの遊撃戦闘行為を行う者のこともゲリラと呼ぶようになった。フランス語で党派に属する者や仲間を指す〈パルチザンpartisan〉もゲリラと同義語として使われることがある。正規軍の戦闘とは異なり,ゲリラには定まった戦線はなく正規軍の戦闘に補助的役割を果たすが,そのことによって勝利の条件をつくりだすことができる。…

【戦争】より

… クラウゼウィツの第2の命題は,圧迫された人民は,最終的には侵略者を駆逐するために武装するというものである。いわば戦争における防御としてのパルチザンの意義に触れているのは,《戦争論》第6編,ことに第26章の〈国民総武装〉においてであり,そこでは理論の輪郭が描かれているだけである。ドイツやフランスの軍事理論家からは長いこと無視されてきたこの編の重要性を理解したのは,わずかに後の革命家たちだけであった。…

【レジスタンス】より

…のちレジスタンスのなかで重要な位置を占めるようになる共産党は,1941年6月22日の独ソ戦開始までは,ファシズムとの対決というよりは独ソ不可侵条約のもとで〈平和〉の維持を唱え,イギリスなどの〈戦争政策〉を非難してもいたのであった。
[東ヨーロッパ]
 東ヨーロッパ方面では,〈パルチザン戦争〉とか〈解放戦争〉という呼名が戦時期には支配的になったことに示されるように,抵抗運動は苛烈な武装闘争に集約されていく様相を多く示した。この方面では,ナチス・ドイツの人種政策によってユダヤ人やジプシーが厳しい隔離・排除の対象となったばかりではなく,ポーランドの場合とくに露骨に示されたように,人びとをドイツ人=〈アーリア民族〉に奉仕すべき劣等民族として位置づけ,農作物や原料生産のための労働力以上のものとはみないで,政治的・経済的また文化的にも民族としては解体していく政策がとられ,過酷な占領政策がとられた。…

※「パルチザンスク」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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