ビジネスファインダー(読み)びじねすふぁいんだー

知恵蔵 「ビジネスファインダー」の解説

ビジネスファインダー

Google社によるインターネット上の情報掲載サービスの一つで、東日本大震災で被災した地域の店舗や企業の情報や状況が確認できる。店舗の経営者や企業の担当者が直接情報の更新や管理を行うサービス「Googleプレイス」が基になっている。ビジネスファインダーへの登録は、同サイトの「お店や企業の状況を登録」ボタンから開始できるが、実際にはGoogleプレイスへの登録となるため、手順はGoogleプレイスと同じ。なお、Googleプレイスへの登録には、Googleアカウントの作成が必要となるが、いずれの手続きも無料。ビジネスファインダーが、Googleプレイスと異なるのは、フリーダイヤルによるサポートが受けられる点などである。ビジネスファインダーに登録されている店舗や企業の情報は、ビジネスファインダーの専用サイトから検索できる。登録されている県や市をリストから選択できる他、店舗名や企業名、電話番号キーワードによる検索も可能。
Google社では、もともと「Crisis Response(クライシスレスポンス)」という、大災害が起こった時に緊急対応のサイトを立ち上げる活動をしており、震災直後には、安否情報の検索、登録ができる「パーソンファインダー」を立ち上げた。その後、被災した企業の「取引先や地域の皆さん自社現状を伝えたい」という声をきっかけに、2011年4月、ビジネスファインダーのサービスをスタート。ちなみに、ビジネスファインダーは「東日本ビジネス支援サイト」のコンテンツの一つで、他には、東日本各地の新聞社の協力のもと、YouTubeによって、地元の商品やサービスを紹介する「YouTube ビジネス支援チャンネル」がある。YouTubeの日本版公式ブログでは、「東日本営業中!」と銘打って、東日本復興支援企画のCM掲載を開始したことを案内している。

(横田一輝  ICTディレクター / 2011年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

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